DTP歴15年のNAOが実践で必要な知識を紹介していきます。
今回はAdobe Illustratorの画像のリンク、画像の埋め込みを解説していきます。
どういう時に画像のリンクを使用するのか
画像のリンクとは、デザインをする時に必要な知識になりますので覚えておきましょう。
どういうものか、
デザインで画像を大量に使用するときに、データのやり取りの際、データが重くならない為の対策に必要な知識になります。デザイン自体に画像を埋め込むとリンクの有無は気を付けなくても大丈夫ですが、データ自体が非常に重くなりデータを開くときや、データを編集するときに大変時間がかかりまともに作業ができなることがよくあります。
そういう事をなくす為にIllustratorのリンクと画像の埋め込みを理解することはとても大事な知識なります。
画像が重い場合や画像が多い場合は必ずリンクにして同フォルダの中に、
画像用の別フォルダに画像を置いて適切なリンク状態にしておきましょう。
※リンク状態時の注意点
画像のリンクはデータを開いている時に、データフォルダを移動すると、リンクが切れますのでご注意ください。
データ入稿の際は、必ず画像が揃っているかの確認を忘れないこと。
その他、他人同士でデータをやり取りする場合は画像がフォルダに揃っているかの確認を忘れないでください。
お忘れなく!!
画像のリンクを理解していきましょう
まずはウインドウ→リンクパレットを出しておきましょう。
Illustrator上にリンク画像が一つある場合は下記になります。
リンクパレットを開きました。
上記のような画面になります。現在はリンクの状態になっています。
※画像のリンクが切れている場合は画像を開いた時に画像のリンクが不明ですと表示が出ますのでその際は適切にリンクを再設定してください。リンクを無視としてデータを開いてからもリンクの再設定でリンクを正常にすることは可能ですのでどのタイミングでリンクの再設定をするかはご自身の判断でいいと思います。リンクパレットにはリンクが切れている場合には右に×や?とでます。
この状態で常に正常な状態で画像を管理することを忘れないようにしてください。
画像リンクの再設定の仕方
現在配置している場所に別の画像を配置したい場合は、画像を選択の上、リンクの再設定を選択すると画像を選択することが出来ますのでご活用ください。
リンクが切れている場合にも同じように切れている画像を選び直すなど画像を正常な場所(同じフォルダ、同じ階層)に移動するなどの対応が必要になります。
オリジナル画像の再編集
配置している画像の色を変えたりする時にPhotoshopのデータである場合は、オリジナルを編集を選択すると自動でPhotoshopで画像を開いてくれます。(JPEG PNG,EPS画像は出来ませんので画像をフォトショップに持っていってください、そして画像を上書きすると画像が更新されますので)
画像が更新されると、Illustratorにある画像も変換されますので、便利です。
リンクの設定はここまで理解していれば問題ありません。
画像の埋め込みとは
基本Illustratorで画像を使用する場合はリンクで使用するということだけは忘れないでください。
データが軽い場合や、データに使用する画像が少ない場合などは、例外として画像を埋め込む事も可能です。その場合は、画像データをつけて入稿や、やり取りの時に、画像が埋め込まれていますので、画像を付けなくていいです。とても便利ですが、データ本体が重くなるデメリットがあります。画像が重く、数が多いとデータのやり取りに大変手間がかかる場合があります。
これはあくまで例外の場合と思ってください。
下記がデータを埋め込んでいる状態になります。画像を選択し、右クリックで画像の埋め込みを選択してください。
画像の埋め込みを解除は同じようにリンクパレットから画像を選択した状態で開くと画像の埋め込みを解除と表示されますのでそこをクリックするとリンクの状態に戻ります。
ここまで理解して頂けたら画像のリンクと画像の埋め込みは大丈夫です。適切な画像の状態を大切にしてレベルアップして行ってください。
ありがとうございました。