新型コロナウイルスの感染拡大によって政府が紆余曲折ありながらも打ち出した「全国民への一律10万円給付」の際も、マイナンバーカードを所有している人はネット申請が可能でした。
しかし、それでもマイナンバーカードの普及率はかなり低く、2020年6月の段階で全国平均16.8%という低水準となっています。
このような低水準となっている要因となるのが、「マイナンバーカードを持っていなくても困らない」というものでした。
確かに、本人確認は免許証があれば事足りますし、マイナンバー通知カードさえあればマイナンバー(個人番号)も把握することができるので、マイナンバーカードを発行してもらうメリットがあまり感じられな勝ったのです。
しかし、そのマイナンバー通知カードも5月25日をもって廃止となり、更に「マイナポイント事業」が2020年9月~2021年3月まで行われるので、これから多くの人がマイナンバーカードを発行するであろうと予想されているのです。
この記事では、そんな「マイナポイント」について解説していきたいと思います。
マイナポイントって何?
マイナポイントとは政府が実施するマイナンバーカードの普及促進活動の1つです。
キャッシュレス決済サービスの利用で、ポイントがもらえるのです。
この事から考えるとキャッシュレス決済サービスの普及も狙いの1つだと考えられます。
マイナポイント事業は、2020年9月から2021年3月まで行われます。2020年7月から受付開始予定となっています。
マイナポイントは25%のポイント還元率で、最大5,000円分のポイントがもらえます。最大5,000ポイントなので、2万円分の利用で上限になります。
マイナポイントをもらう為には?
マイナポイントをもらう為には、普段利用しているキャッシュレス決済サービスを1つだけ選択して申し込みましょう。
1つだけしか選べないので、よく利用するサービスを選ぶことがポイントです。
その後、登録したキャッシュレス決済サービスを利用するたびに、マイナポイントがもらえます。(チャージや商品の購入など)
このときの注意点としては、登録しようとしているキャッシュレス決済サービスがマイナポイントに対応しているのか確認しましょう。
そして、各キャッシュレス決済サービス毎に、特別キャンペーンを行なっているので、しっかりとキャッシュレス決済サービスを比較しましょう。
例えば、
- WAONであれば、最大7,000ポイントもらえます。イオンやミニストップをよく使うのであればおすすめ。
- メルカリを良く利用する人であれば、メルペイも最大5,000ポイントのほかにポイントを付けてくれるのでおすすめ。
- あまり外で買い物しない人は、楽天市場やAmazonで普段使いしているクレジットカードを登録するのがおすすめ。
- 楽天市場やAmazonであれば、たくさんの商品があるので、上限の2万円まで届かないということはないですからね。
楽天カード新規申し込みはこちらから
マイナポイント申し込みに必要なもの
マイナポイントの予約•申し込みに必要なものは、
・マイナンバーカード
・数字4桁のパスワード
・決済サービスID orセキュリティコード
・専用のアプリorソフト
これらが必要になります。
「マイナンバーカードを作るのが手間」という声もありますが、作ることでマイナポイントの他にもさまざまなメリットがあります。
・身分証•本人確認に使える
・電子納税「e-tax」が使える
・コンビニなどで住民票などの公的な証明書が取得できる
このようなメリットがあるので、この機会に作っておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、マイナポイントについて解説してきました。
今まではマイナンバー通知カードを持っていれば困ることはなかったのですが、5月25日でその通知カードが廃止になったことにより、よりマイナンバーカードの重要性が高まることとなります。
2020年9月~2021年3月まで行われるマイナポイント事業では、最大5,000ポイントが付与されるお得なものとなっています。
この機会にぜひマイナンバーカードの発行をしてみてはいかがでしょうか?