全世界を巻き込んで未曽有のパニックを引き起こした「新型コロナウイルス」ですが、その影響は人体だけではなく、経済や雇用の面でも大きな痛手を与えています。
コロナ禍によって仕事を解雇された人や、出勤日を減らされ収入が激減した人もかなり多く、転職活動を余儀なくされている人もいるでしょう。
しかし、このコロナ禍の最中での転職は通常よりもリスクが高く、求人数自体も少ない傾向にあるため、難しい転職といえます。
不景気が確実に数年は続く現在の日本において、転職を成功させるためには何が必要なのかと言えば、それは「確かなスキル」です。
この記事では、そんな「コロナ禍でも転職を恐れない確かなスキルを身に付ける重要性」について解説していきたいと思います。
コロナ禍で求人倍率も低調
新型コロナウイルスによる影響によって、日本における2020年7月の求人倍率は1.61倍となり、前年同月と比べると大幅に下がっています。(0.87ポイントダウン)
外出する機会が減ったことによって、観光業や小売り・外食業といった様々な業種で人手が余るようになっており、必然的に求人数は大きく減少しているのです。
業種によってはまだまだ転職できる
金融業に至っては、全業種で唯一前年同月よりも求人数が増加しており、職種別では専門職が唯一前年同月よりも求人数が増加しています。
それ以外でも、若干の減少はあるものの、「IT・通信業」の業種や「営業系」などの職種は十分求人数があると言えます。
その逆に、コロナ禍で求人数が大幅に減ってしまったのは、業種では「小売・外食業」で、職種では「販売・サービス系」となっています。
こういったことからも、これから転職を計画したり実際に現在転職活動をしている人は、求人数のあまり減っていない業種や職種を狙っていくのが良い選択となるはずです。
自分のスキルや経験がある程度あったとしても、求人数が激減している業種や職種ではなかなか現実的に厳しいと言えるでしょう。
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コロナ禍でも転職を成功させるには、「確かなスキル」が必要
コロナ禍でも転職を恐れない唯一の方法と言えるのが、「確かなスキル」です。
確かなスキルを持っていれば、その業界事態が伸び悩んでいたり、求人数が少なくなったとしても、必ず必要とされ一定以上の収入を得ることができます。
その確かなスキルとは、「資格であり、業務を遂行するスキルや培ってきた経験」です。
例えば、不動産業で働いているならば、「宅地建物取引主任者」の資格を有していることで貴重な人材として重宝されます。
他にも、介護の業種であれば、「介護職員初任者研修」の資格だけでは重宝される人材とは言えず、「介護福祉士」や「ケアマネージャー」といった重要度の高い資格を有している方が良いでしょう。
どの業種や職種においても、そういった上位資格があるものなので、多少時間は掛かっても手に入れるべきスキルなのです。
また、資格以外にも、物作りや作業の精度、コミュニケーション能力など身に付けておくと重宝されるスキルはたくさんあります。
「コロナ禍で世の中も浮足立っていて、求人数も少ないし転職できない」と簡単に諦めてしまうのではなく、1年~2年耐えながらも「確かなスキル」を手に入れるべきなのです。
時代を言い訳にしていては、決して前に進むことができないのです。
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転職エージェントを上手に活用してより良い企業へ転職する
「リクナビNEXT」「リクルートエージェント」「doda」「ビズリーチ」といった、テレビCM等で一度は目にしたことがる転職エージェントは、自分ひとりで転職活動するよりも圧倒的に良い企業に採用される確率が高くなります。
なぜならば、転職エージェントでは、
・非公開の求人が多数ある
・面接や履歴書のアドバイスがもらえる
・自分に代わって企業にアピールしてくれる
・基本的に料金が掛からない
といったメリットがあるからです。
転職エージェントに登録するのに料金が掛からない為、可能性を広げる意味でも1つは登録しておいたほうが良いでしょう。
また、転職エージェントによって扱っている業種や特徴に違いがあるので、複数登録してより可能性を高めるという人もいます。
あまりに多くの転職エージェントに登録してしまうと、予定が詰まり忙しくなりすぎてしまい逆効果となってしまう可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
今回は、コロナ禍でも転職を恐れず確かなスキルを身に付ける重要性について解説してきました。
どの業種や職種においても、求人数は大きく減少していますが、金融業や専門職は前年同月よりも増加しています。
その他にも、それほど影響のない(若干の減少)業種や職種も意外と多いので、そういった企業の求人に応募する方が成功する確率は高くなるでしょう。
決して時代を言い訳にせず、「確かなスキル」を身に付けて転職を成功させたり、収入を上げていきましょう。
今回もありがとうございました。