こんにちはNAOです。
今回も前回の名刺基礎編を元に実際にアドビイラストレーターで作成する上での私の今までの経験上のポイントを解説していきますのでよろしくお願いします。
より深いところのポイントを覚えてみてください。
プロの方には分かってるという事ばかりだと思いますが、初めて作成しようとしている方のための解説になります。
目次
それでは名刺作成の準備をしていきましょう。
前回の基礎編で作りました91×55㎜の一般的なサイズで作成準備を進めていきましょう。
パスのオフセットを使い-3㎜のガイド(文字領域)を作るのをお忘れなく。
こまめなデータ保存
作っていく際の注意で、必ずこまめな保存を忘れないこと!!!
作成に夢中になってつい保存をするのを忘れる事がありますので、
これが一番大事かもです!
システム上なので急に落ちることも大事な時にありますので気をつけてください。
それでは進んでいきましょう!!
レイヤーを分ける
レイヤーも作成する上でとても大事な事です。
文字は文字レイヤーで管理し、画像データは画像レイヤーで管理すると後々混乱する事なく
データを整理する事ができますので要チェックになります。
名刺の文言はブロックごとに打ち込む
まずは一般的なレイアウトと仮定して進めさせていただきますね。
名刺の情報をまとめていると思いますが、氏名と住所は別のブロックになる事が大半ですよね、
そこで氏名ブロック、氏名サブブロック、住所ブロック、会社名ブロックと分けてイラストレーター上で文字を打っていきましょう。
そうする事でデータ上もデザイン上も無駄がなく整理できて扱いやすいです。
- 氏名ブロック 氏名
- 氏名サブブロック 氏名カナ 英語表記
- 住所ブロック 住所 電話番号 メールアドレス
- 会社名ブロック 会社名 サブコピー
画像は埋め込もう
一般的に名刺にはロゴや地図やQRコードなどを使用する事が多いです。
もし知り合いの方がこの名刺のデザインを変えて欲しいんだけど、
ロゴの画像データと地図の画像データあるから送るねとなる事がよくあります。
もしそれが数十人の名刺なら違うやり方になってきますが、
1人の方の名刺を作る時は、データ上、重たくなる事はほぼないので
画像データはできる限り埋め込んでおきましょう。
初めての方には埋め込んでいた方が混乱なく印刷会社に入稿しやすくなります。(一般的にはリンクにするのが良いと言われていますが、ついリンク画像を失くすなどして画像が表示されないという事がありますのでリンクにする場合はちゃんと画像を管理することをお忘れなく)
リンク→画像の埋め込みで埋め込みは出来ます。
もう一度リンクに戻したい場合はリンク→リンクを再設定でリンク画像に戻ります。
リンク設定
リンク設定は画像データの扱いがわかってきたらリンクの設定でも良いですが、
画像をリンクにしているのに同じフォルダに画像を入れ忘れてデータ上でリンクが外れるという事は
よくありますので画像データとイラストレーターデータを同じフォルダに入れるのをお忘れなく。
※広告など大量の画像を使用する場合は必ず画像をリンク設定にしてデータを軽くする事に気をつけてください。
データ入稿に必要な事
塗り足しは必ず付けること
名刺の背景に色がある場合、塗り足しという+3㎜余分なサイズを込みで作成しなければいけません。
仕上がりサイズで作成すると断裁機の微妙なズレで仕上がりサイズがズレてフチに白いところが残ってしまいます。
そのまま入稿すると塗り足しを入れてくださいと連絡がきて受け付けてくれませんので気をつけてください。
塗り足しも基本的に+3㎜のパスのオフセットを使用して作成すると楽です。
文字は全てアウトラインをかける事
文字(フォント)は相手先のパソコンの環境によって違う文字が表示される事がよくあります。
そうならないために入稿の際は、全文字を選択して右クリック→アウトラインを押せば全てアウトラインがかかりますのでOK。
※必ずアウトラインをかける前のデータは別に保存する事、アウトラインデータは名前の後ろに必ず_olとわかる様にする。入稿の場合はPDFデータも準備(入稿先の確認のため)
トンボを付ける事
一般的な印刷データには印刷会社に入稿する際の断裁位置を指定するためにトンボ(イラレではトリムマークという)をつけてデータを入稿します。最近のネット印刷会社は入稿用のトンボを用意してくれているところが大半ですので自分でトンボを入れなくても良いですが、
しっかり理解しておきましょう。
これで基礎編は終わりにしちゃいましょう。
次はいよいよ名刺のデザイン編を実践していきましょう!